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2006.09.26

高齢者の骨折

高齢者の骨折は転倒によって容易に起こります。高齢者には骨の量が減少した骨粗鬆症といわれる軽微な外力で骨折を起こしやすい状態があるからです。そして骨折を起こしやすいからだの部位も決まっています。前方に倒れた場合は手をつくために肩の部分の上腕骨骨折あるいは手首の骨折が生じます。後方に倒れた場合は背骨の脊椎圧迫骨折が生じます。そして横に倒れた場合は、ももの付け根の部分の大腿骨頚部骨折が起こります。70歳以上の高齢者の寝たきりの原因の1番は脳卒中であり、2番目の原因が大腿骨頚部の骨折といわれています。手首や腕の骨折は外来通院で治療することが可能ですが脊椎の圧迫骨折は時に入院が必要となります。そして大腿骨頚部骨折に至っては寝たきりを防ぐためにほとんどの場合において受傷後のできるだけ早い時期に入院して手術治療が選ばれます。寝たきりを防ぐために高齢者が骨折に対して気をつけることを考えて見ましょう。まず第一に骨折しやすい環境を改善することです。歩行時につまずきやすい段差や滑りやすい場所をなくするよう工夫しましょう。第二に転ばない体づくりをおこなうことです。日頃から、しっかり身体を動かす生活習慣を身につけ、無理なく楽しい運動を続ける事が、身体の機能を維持するために望ましいといえます。最後に骨粗鬆症の薬物治療ですが、最近ではビスホスホン酸という薬が主流になっています。この薬は骨の量を増加させ骨折の危険を減らす効果があることがわかってきています。
薬物治療はかかりつけの先生に必要かどうかを判断してもらい、骨折の予防のためには以上の3つの事を総合しておこなうよう心がけましょう。

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