鎮痛剤の副作用
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鎮痛剤の服用は急性疼痛の治療として重要ではありますが、鎮痛剤にも他の薬剤と同様に副作用があります。副作用の自覚があれば直ちに使用を中断すべきと考えます。上記のファイルに主な副作用の一覧をお示ししました。いずれの副作用も頻度は0.1%未満程度ですが日常診療でもっとも遭遇する深刻な事態はNSAID(エヌセッド)胃粘膜傷害です。NSAID(エヌセッド)とはNon-SteroidalAnti-Inflammatore Drug:非ステロイド性抗炎症薬と訳され、解熱、鎮痛、抗炎症作用をもつ薬物全般を意味しています。これは胃粘膜にあるプロスタグランジンという物質を抑制して粘膜の血流を抑制するために生じる副作用と考えられます。整形外科領域での処方による鎮痛剤が原因として最も多いのですが脳血管障害、虚血性心疾患に対しての治療薬である低容量アスピリンでも発症します。NSAID胃粘膜傷害は一般の胃潰瘍と同様に腹痛、タール便(黒色の便)で発症する場合がありますがNSAID胃粘膜傷害の特徴として腹部症状に乏しく、なんの前触れも無く急激に出血症状で発症することがあり注意を要します。NSAID胃粘膜傷害の治療薬はミソプロストール(商品名サイトテック)オメプラゾン(商品名オメプラール)の2つでありそれ以外の他の粘膜保護剤等には治療効果が明確でないとされています。鎮痛剤の服用中においては食欲の低下、みぞおちの違和感など消化器症状の軽い変調でもかかり付け医に相談することが大切だといえます。


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