2004.12.11
住所 富山県中新川郡立山町五百石184
電話番号 076-462-0001
FAX 076-462-0333
診療日と診療時間
月 火 水 金 午前8:45~午前11:45 午後2:30~午後6:30
木曜のみ 午前8:45~午前11:45
土曜のみ 午前8:45~午前11:45 午後2:00~午後5:00
休診 日曜・祝日 木曜午後
*往診もいたします
1月16日および1月23日土曜の午後の診療は富山大学付属病院から整形外科専門医が診療を行います。

求人のお知らせ
当院では以下の職種を募集しています。
看護師、準看護師
いずれもパート職員
当院に電話でお問い合わせください。
「500koku.pdf」をダウンロード
携帯のホームページから診療の待ち時間がわかります!ご利用ください。
当院の携帯ホームページ

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富山地方鉄道 五百石駅より天満宮に向かって左折 徒歩7分
富山地鉄バス 五百石停留所 より徒歩2分
立山インターより 立山山麓方面道路3分、セーブオン前で右折
富山市内より 有沢線から常願寺川を越えて立山町役場前より
踏み切りを通過、信号を2つ越えて左折
Yahooヘルスケアにも掲載
My Clinic掲載
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2004.12.13
2005.02.11
2005.02.27
当院は患者さんの個人情報保護に取り組んでいます
当院は、個人情報を下記の目的に利用し、その取り扱い
には細心の注意を払っています。個人情報の取り扱いにつ
いてお気づきの点は、窓口までお気軽にお申し出ください。
個人情報の利用目的
◎ 医療提供
・当院での医療サービスの提供
・他の病院、診療所、助産所、薬局、訪問看護ステーション、介護サービス事業者等との連携
・他の医療機関等からの照会への回答
・患者さんの診療のため、外部の医師等の意見・助言を求める場合
・検体検査業務の委託その他の業務委託
・ご家族等への病状説明
・その他、患者さんへの医療提供に関する利用
◎ 診療費請求のための事務
・当院での医療・介護・労災保険、公費負担医療に関する事務およびその委託
・審査支払機関へのレセプトの提出
・審査支払機関又は保険者からの照会への回答
・公費負担医療に関する行政機関等へのレセプトの提出、照会への回答
・その他、医療・介護・労災保険、および公費負担医療に関する診療費請求のための利用
◎ 当院の管理運営業務
・会計・経理
・医療事故等の報告
・当該患者さんの医療サービスの向上
・入退院等の病棟管理
・その他、当院の管理運営業務に関する利用
◎ 企業等から委託を受けて行う健康診断等における、企業等へのその結果の通知
◎ 医師賠償責任保険などに係る、医療に関する専門の団体、保険会社等への相談
又は届出等
◎ 医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料
◎ 当院内において行われる医療実習への協力
◎ 医療の質の向上を目的とした当院内での症例研究
◎ 外部監査機関への情報提供
付記
1 上記のうち、他の医療機関等への情報提供について同意しがたい事項が
ある場合には、その旨をお申し出ください。
2 お申し出がないものについては、同意していただけたものとして取り扱
わせていただきます。
3 これらのお申し出は後からいつでも撤回、変更等をすることが可能です。
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2005.03.21
頭痛、歯痛、生理痛、筋肉痛、人はいろいろな痛みを感じます。
痛みを感じることで私たちは健康に不安を感じ、診療所や病院にいこうと思い立ちます。
医療機関で医師は問診を行い、その痛みを起こしている疾患の診断が始まります。
痛みについての問診は診断の重要な手がかりとなるのです。
外来診療の時間内で医師の問診に対して自分の痛みを訴える要領を考えて見ます。
痛みには四つの要素があります。四つの要素とは
1痛みの場所、2痛みの時期、3痛みのきっかけ、4痛みの性質です。
1痛みの場所、つまり「どこが痛みますか?」という医師の問いかけに
たとえば腰痛の場合には腰の真ん中、右側、左側と端的に答えればよいと思います。
腰以外にお尻から太ももまでなどの他の場所も痛いときは一番痛い場所から順番に伝えると良いと思います。
2痛みの時期、つまり「いつから痛いか」ですが
慢性の痛みであれば何年前、何ヶ月前、おおよその期間を伝えられれば良いと思います。
急性の痛みであれば正確な日付を伝えることも重要です。たとえば帯状疱疹というウイルスが原因の神経痛の場合、痛みの発症から数日で痛い場所に発疹が現れますが、発疹のない帯状疱疹の診断は難しいことが多いので、発疹の現れる前に診察を受ける時、その痛みの発症の日付を正確に把握しておくことが診断の手がかりになります。
3痛みのきっかけ、つまり何をすると痛みがひどくなるかということです。
食事を取ったときにおなかが痛い、空腹時におなかが痛い、階段を上った時など運動時に胸が痛む、夜間に寝ている時の肩が痛い、などという伝え方です。痛みは骨、関節、筋肉に由来する体性痛と内臓に由来する内臓痛に大きく分けられますが、このどういう時に痛みを感じるか?という問いかけから、体性痛、内臓痛のどちらの痛みであるのかを診断する手がかりになります。
最後の4痛みの性質ですが、これは各人が痛みをどのように感じているかということです。
たとえば頭痛の場合、重だるい痛み、鋭くさすような痛み、脈を打つような痛み、あるいは殴られるような激しく強い痛みなどの表現方法があります。診療中はなかなか自分の痛みを言葉で率直に表現することは難しいと思います。ですから前もってどのように自分の痛みを表現するかという準備はとても大切です。
医療もハイテクの時代であり、様々な革新的検査による診断アプローチが行われています。
しかし、問診というごく基本的な情報収集から力量のある医師は痛みに対する病理診断に迫ることが可能です。つまり加齢による変性疾患か?悪性腫瘍か?感染症か?外傷か?など疾患のカテゴリー分類を問診で行うのです。効率のよい診療はまず正確な診断が必要不可欠です。問診は診断の入り口であり医療を受ける側である患者さんも、どのように医師に伝えるかということを理解しておくことは、今後医療がどのように発展してもますます必要であると思います。
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2005.03.30

ピアスの穴あけ致します。First Piashing
料金 1回 ¥5000-
両耳で(何個でも)ピアスが取り外しできるまでの料金です。
なるべく純金かチタン製のピアスをお持ちください。
前もって滅菌しておき、穴をあけた後に使用します。
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2005.04.07

痛み止め、すなわち鎮痛剤の服用は疾患の根本的な治療ではないという誤解から薬を服用せずに痛みを我慢するという患者さんがいます。果たしてこの考え方は正しいのでしょうか?
この考えは正しくないであろうという新旧2つの根拠があります。
そのひとつは1943年の昔にLivingston が発表した痛みの悪循環説です。
痛みの原因である侵害刺激が持続すると痛みに反応する感覚神経が過敏となり、痛みの発痛物質が産生され続けこの循環が続くとやがて持続性の痛みに発展していくという考えです。「痛みは、痛みを呼ぶ」というわけです。実際に骨折や打ち身の痛みを長い間我慢していると怪我が治っても痛みだけが残っているという患者さんがいるのはこのような理由からだと思われます。
そして最近のもうひとつの考えが先取り鎮痛(preemptive analgesia)というものです。一昔前は手術後の痛みは我慢するという風潮が根強いものでした。しかし手術後の疼痛管理の良し悪しは手術後の経過に大きな影響があることがあきらかとなり、手術後の痛みは我慢してはいけない!むしろ手術後の痛みは患者さんが痛みを訴える以前から鎮痛剤やブロック治療を用いて最大限に取り除くことが最も大切と考えられるようになりました。その結果、必要とする薬剤量も痛みを訴えた後から処置するより少ない量で済むことがわかっています。これも痛みを我慢することが好ましいことではないという根拠と言えます。
痛みは人それぞれ異なるものであり各人が痛いと感じることがすなわち痛みです。すべての痛みが消炎鎮痛剤で解決するものではありませんが痛みの初期治療として鎮痛剤の内服は重要な治療と言えます。
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2005.04.15

診察の時に撮影したレントゲン写真がご自宅で再現できます。
ご希望の患者さんはお申し付けください。
フロッピィーに複写してお渡しいたします(有料)。
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2005.04.23
「side-effect.bmp」をダウンロード

鎮痛剤の服用は急性疼痛の治療として重要ではありますが、鎮痛剤にも他の薬剤と同様に副作用があります。副作用の自覚があれば直ちに使用を中断すべきと考えます。上記のファイルに主な副作用の一覧をお示ししました。いずれの副作用も頻度は0.1%未満程度ですが日常診療でもっとも遭遇する深刻な事態はNSAID(エヌセッド)胃粘膜傷害です。NSAID(エヌセッド)とはNon-SteroidalAnti-Inflammatore Drug:非ステロイド性抗炎症薬と訳され、解熱、鎮痛、抗炎症作用をもつ薬物全般を意味しています。これは胃粘膜にあるプロスタグランジンという物質を抑制して粘膜の血流を抑制するために生じる副作用と考えられます。整形外科領域での処方による鎮痛剤が原因として最も多いのですが脳血管障害、虚血性心疾患に対しての治療薬である低容量アスピリンでも発症します。NSAID胃粘膜傷害は一般の胃潰瘍と同様に腹痛、タール便(黒色の便)で発症する場合がありますがNSAID胃粘膜傷害の特徴として腹部症状に乏しく、なんの前触れも無く急激に出血症状で発症することがあり注意を要します。NSAID胃粘膜傷害の治療薬はミソプロストール(商品名サイトテック)オメプラゾン(商品名オメプラール)の2つでありそれ以外の他の粘膜保護剤等には治療効果が明確でないとされています。鎮痛剤の服用中においては食欲の低下、みぞおちの違和感など消化器症状の軽い変調でもかかり付け医に相談することが大切だといえます。
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2005.04.27

診察後の会計内容が月ごとに詳細にわかります。
ご希望の患者様は窓口にお申し出ください。
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2005.09.23
当院では紙カルテから電子カルテに移行しました。
患者様への利点は将来的にご自身のカルテがご自宅の
パソコンからから閲覧できるサービスを考えております。
いつでも情報公開がスムーズにできるようになります。

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医療行為とは、治療効果が科学的に裏付けられた診療行為のことです。医療行為の条件は、医学的正当性があり、患者さんから同意を取り、診療を目的とすることとされています。業務上の医療行為すなわち医業とは、医師法により医師のみに認められたものなのです。これに対して医業類似行為とは、病気の治療を目的として行われる、医師以外が行う医療に類似する行為のことをいいます。整形外科の医療分野に類似する医業類似行為としてマッサージ、鍼(はり)、お灸、および柔道整復があります。あん摩師、はり師、きゅう師および、柔道整復師などは法令で正式にその資格が認められ、慢性期の疾患においては医師の同意のもとに健康保険を用いることが可能です。またそのほかに整体、いわゆるカイロ療法があります。これは無資格で行えるのですが、柔道整復師による接骨院とは似て非なるものです。これら医業類似行為は慢性の痛みに対し、癒しの効果があることは事実で、日本では健康信仰の高まりの中、急速にこの分野のサービスが広がりをみせています。西洋医学を補うという意味で補完代替医療としてマスコミなどで取り上げられることがあります。ただし有効性の検証は必ずしもなされていないのが現状です。大切なことは本来の医療行為と医業類似行為とは違うということを理解しましょう。病気に対して医療機関で医師はその診断をします。診断がなくして治療は成り立ちません。医業類似行為を行う人々は医学的な診断を行うことはありません。さらに、ほとんどの場合、医業類似行為の従事者は白衣を着ており治療を受ける側は相手が医師なのか区別がつきにくいものです。少なくとも自分が現在、受けているのは医療行為なのか?医業類似行為なのか?は把握しておきたいものです。時に新聞、雑誌などにある、「これで癌や難病が直る!」などの医学的に説明できない誇大広告に惑わされないように、日頃から自分の病気について病名を覚え、正しくその理解を深めるように知識を得ることが必要です。そのためにも、自分のかかりつけ医に対して遠慮せず質問する気持ちをもち医療機関を受診する際に手渡される病気に関する資料などは熟読するように心がけることが大切と言えます。

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2005.10.16
AEDとは自動体外式除細動器AutomatedExternalDefibrillatorの英語訳の頭文字をとったものです。

心臓突然死の主な原因に、心筋の動きがバラバラになり、心臓のポンプ機能が失われる心室細動(下図)があります。
この心室細動というのは、いわば心臓の筋肉のけいれんです。心室細動発生から1分ごとに救命率が7~10%下がるといわれ、いかに早く救命処置をするかが生死を分けることになります。この心臓の筋肉のけいれんを除去するために強い電気ショックを与えて、けいれんを改善させる器械が除細動器です。勘違いをしてはいけないのが除細動器は心停止を治す器械ではない!ということです。日本における病院外での心停止の発生件数は、年間2万~3万件と推測されます 。心停止の救命措置には人工呼吸と心臓マッサージによる心肺蘇生すなわちCPRCardiopulmonary resuscitationが必要です。
当院は来院患者さんの万が一の場合に備え、AEDを設置し救命措置を行うことができます。

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2005.11.28

サプリメントとはもともと「補充するもの」という意味ですが、食生活で不足する食品補助として数多くの種類のものが販売されています。しかし、サプリメントは本当に必要なのでしょうか?
たとえば長期の登山、キャンプなどで食事が不規則で限られた場合などの特殊な状況でのみサプリメントは必要となります。サプリメントの中には「若返り」とか「ダイエット」などの不正確な非科学的情報が氾濫していて販売される価格も様々です。サプリメントと称するものには医薬品が含まれている場合もあり特に成分不明の外国製品などをインターネット、雑誌広告などを通じて個人輸入し、肝障害や心不全を発症した事例が報告されています。
サプリメントを服用する上で大切なことは必ず成分や安全性をチェックすることと、用法・用量を守り、過剰に摂取しないことです。また個人輸入品や他人からもらったものなどは極力服用してはいけません。本当にサプリメントが必要かどうかは、かかりつけの医師に相談をしたり、厚生労働省による日本食品標準成分表などを用いて食事内容を分析、検討することが大切です。サプリメントがいけないわけではありませんがその知識は必要です。たとえば、がん・心臓病を引き起こす活性酸素と呼ばれるものを減らす働きがあるのが抗酸化物質で、その抗酸化物質のサプリメントが今話題のコエンザイムQ10(キューテン)です。コエンザイムQ10は20歳を過ぎると体内での合成が難しくなり生産量が低下する成分です。食品からの十分な摂取は期待できません。ただしサプリメントとしては過剰摂取する場合もあり、最近ではこのようなサプリメントで抗酸化物質を摂取しても心血管障害のリスクは減らないと言われています。抗酸化物質をとるためには食生活の改善意欲を持って果物、野菜、穀物、魚、豆類、鶏肉、赤身の肉などをバランスよく摂取することが必要です。
サプリメントは必要な時だけ必要なものを摂取するように、またその場合も国内の信用あるメーカーの製品を使用するようにしてください。
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2006.01.23

小学生から中学、高校生の時期に、スポーツ活動が原因で生じる身体の異常には一つには急激な外力で生じる激しい痛みすなわち外傷ともうひとつには繰り返しの動作で徐々に生じる慢性の痛みがあります。
今回はこのスポーツによる慢性疼痛、いわゆるスポーツ障害についてお話します。
スポーツ障害はほとんどが過度な練習量による局所の関節や筋肉の使いすぎによって生じます。成長期においては筋肉の靭帯部分が骨の成長軟骨を引ぱっり、その力が長期間にわたり必要以上に働くと靱帯炎や骨端症といわれる痛みが生じます。頻度の多い疾患はテニスによる肘関節の痛み、サッカーなどによる膝の痛みです。症状がでた時の注意点は痛みが軽ければ特に日常生活を制限することはありませんが練習日や時間を短くして練習量を減らすこと、また全力を出し切らないで練習強度の高い無酸素運動を減らすようにしましょう。練習前に鎮痛剤の軟膏を塗ったり、練習後のアイシングを行うことは症状の改善にいっそう有効といえます。
成長期には成長期に適した運動があり筋力訓練は個人差があるものの高校生以降で行うべきと言われています。小学生や中学生での筋力訓練は骨が成長期の段階であり適しているとはいえません。この時期には動作の習得や持久力の向上を目標としたトレーニングが望ましいと言えます。またトレーニング時間が1週間を通じて14時間以上を越えるとスポーツ障害の発症が増えることが知られています。練習後の痛みが翌朝も持ち越すような場合は直ちに練習を中断して整形外科の専門医にかかるようにしましょう。
成長期の過度な練習は逆効果なことが多く、練習の強さと練習の量を調節しながら行い競技の動作様式を習得することが最も大切です。
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2006.03.16
2006.03.29
平成19年3月11日日(日)午後1:00より 立山町町民会館にて
プロボクシングの
リングドクターを行います。


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中学生以下のこどもの骨折についてお話します。
こどもの骨は大人と比べると、形態、性質とも大きく異なります
こどもの骨は太さが成長する部分と長さが成長する部分のそれぞれに骨の素(もと)になる成分が豊富にあります。大人にくらべてカルシウウムの量が少ない反面、コラーゲンや水分が豊富に蓄えられています。このため大人の骨よりもこどもの骨は粘り気のある柔らかい性質を持っています。このやわらかい骨の性質のため、こどもの骨はぽきんとおれるのではなく、ぐにゃっと曲がるのです。幼少から15歳くらいまでの成長期の子供に多い骨折で、若い木のように骨が柔らかいことから、「若木骨折」と呼ばれます。
また特に関節部分にある骨端部というところには成長軟骨といわれるレントゲンでは写らない部分があるのが特徴です。この骨折を子供の場合は「骨端線損傷」と呼びます。注意しなければいけないのは、骨折を疑ってレントゲンの撮影をした際に、この「若木骨折」や「骨端線損傷」はレントゲンのみでは診断が難しいことがよくあるということです。
2-3週間の後に再度レントゲンをとると骨折部に仮骨といわれる新しい骨が出てきて骨が修復される様子がわかり初めて骨折と診断されることもあります。子供は上手に痛みを伝えることができないので、いつまでも痛そうにしているときは、注意が必要と思われます。
特にこどもの肘関節での骨折は比較的頻度が高く、しかも成長軟骨に近いところでの骨折ですので、きちんとした診断の後、ずれた部分をもとに戻す、整復という正しい治療をしないと後々変形が残ったり、成長障害が起こったりします。
こどもの外傷時にはマッサージや電気治療などを漫然と行うのではなく整形外科を訪れて正確な診断を受けるよう心がけてください。
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2006.05.25

スポーツ競技の試合本番を控えて練習をやりすぎて体調をくずしたり、関節や筋肉を痛めてクリニックを訪れる中学生や高校生がいます。試験勉強前の一夜漬けとは違いスポーツの場合に付け焼刃の練習ではその成果は発揮されません。試合本番前に最高のコンディションで望むためには普段の練習よりもトレーニングをむしろ徐々に減らすことが必要です。
これをトレーニングのテーパリングといいます。ここで大切なことはいかに体力を落とさずにトレーニングを減らしていくかということです。トレーニングは1週間に何日行うかというトレーニング頻度、1日に何時間おこなうかというトレーニング時間、トレーニング中に心拍数が平常時のどれだけ増えるかというトレーニング強度、スポーツトレーニングにはこの頻度、時間、強度という3つの要素から成り立っています。頻度と時間については普段の練習の3分の1まで減らしても体力の指標となる最大酸素摂取量が約15週間は維持されることがわかっています。ところが運動強度を3分の2程度に減らした場合、最大酸素摂取量はたちまち低下してしまいます。試合前の練習量を減らすテーパリングは本番の1週間ぐらい前から始めて普段のトレーニングの頻度と時間のみを減らしトレーニング強度は試合に沿った強度を維持することが大切です。たとえば10000m走に出場する場合、通常1日の練習量を12000mとすると、完全な休養日を数日おきにはさみながら8000mから5000m、3000mと1日ごとに走行距離を減らして行きます。ただし運動強度を維持するため試合で走るときと同様かそれ以上の走るスピードを意識することが大切です。このような調整法は科学的に裏づけのあるものです。レクレーションではやりたいときに好きなだけ自由に行えばいいのですが、記録を競うクラブレベルのスポーツではぜひ実践していただきたいと思います。
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2006.07.23

筋力トレーニングというと若いスポーツマンの運動を連想しますが、中高年者であっても筋力を鍛えることで若い人と同程度の効果が期待できます。ただしトレーニングの原理、原則を理解しておくことが大切です。その原理ですが、まず第一に骨格筋には2種類の筋肉があります。瞬発力を発揮する速筋(ソッキン)。これは漢字で速い筋肉と書きます。そしてもう一つは持久力を発揮する遅筋(チキン)、これは遅い筋肉と書きます。この2つの筋肉のうち速筋の筋線維の方は40歳を過ぎると急激に萎縮、消失していきます。また2つの筋肉は鍛える方法も異なります。速筋を鍛えるにはある程度の強い負荷を与えた「きつい」と感じる無酸素運動です。この際に血圧の上昇が生じることがあり、息を止めてふんばる動作を行うと胸腔内圧まで上昇して危険です。このことを防ぐために強い負荷の筋力トレーニングは息を吐きながら力を出すことが大切です。これは最大筋力の60%ぐらいの力を出して行います。一方、それに対して持久力を担う筋力トレーニングは有酸素運動です。近年介護予防のために要介護者などに対して取り入れられている「パワーリハビリ」という高齢者のための新しいリハビリテーションがこれに当たります。特に普段使っていない筋肉を中心として万遍なく正しい姿勢と動作で疲れを感じないように一定のリズムで行う運動です。この運動は何よりも主観的に「楽である」ということが大切です。運動の負荷を増やしてはいけません。
いずれの筋肉トレーニングにおいても筋力を維持することは、体の基礎代謝を高め身体的および心理的活動性をともに回復させる効果が大きく、自立した生活を送るためには大変重要なことといえます。トレーニングの原理、原則を守り、各自が自分の健康状態や運動能力に応じて正しくトレーニングを行うためにも、トレーニングに先立っては整形外科やリハビリテーションにかかわる医療従事者に具体的なプランを立ててもらうことが必要だと思われます。
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2006.09.26
高齢者の骨折は転倒によって容易に起こります。高齢者には骨の量が減少した骨粗鬆症といわれる軽微な外力で骨折を起こしやすい状態があるからです。そして骨折を起こしやすいからだの部位も決まっています。前方に倒れた場合は手をつくために肩の部分の上腕骨骨折あるいは手首の骨折が生じます。後方に倒れた場合は背骨の脊椎圧迫骨折が生じます。そして横に倒れた場合は、ももの付け根の部分の大腿骨頚部骨折が起こります。70歳以上の高齢者の寝たきりの原因の1番は脳卒中であり、2番目の原因が大腿骨頚部の骨折といわれています。手首や腕の骨折は外来通院で治療することが可能ですが脊椎の圧迫骨折は時に入院が必要となります。そして大腿骨頚部骨折に至っては寝たきりを防ぐためにほとんどの場合において受傷後のできるだけ早い時期に入院して手術治療が選ばれます。寝たきりを防ぐために高齢者が骨折に対して気をつけることを考えて見ましょう。まず第一に骨折しやすい環境を改善することです。歩行時につまずきやすい段差や滑りやすい場所をなくするよう工夫しましょう。第二に転ばない体づくりをおこなうことです。日頃から、しっかり身体を動かす生活習慣を身につけ、無理なく楽しい運動を続ける事が、身体の機能を維持するために望ましいといえます。最後に骨粗鬆症の薬物治療ですが、最近ではビスホスホン酸という薬が主流になっています。この薬は骨の量を増加させ骨折の危険を減らす効果があることがわかってきています。
薬物治療はかかりつけの先生に必要かどうかを判断してもらい、骨折の予防のためには以上の3つの事を総合しておこなうよう心がけましょう。

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2006.11.24

整形外科の外来に訪れる患者さんの訴えの中で多いものの一つが膝の痛みです。
膝の痛みの原因の多くは関節軟骨の変形によるものです。
これを変形性関節症と言います。
関節軟骨の変形は年を取ることや過去の怪我の影響などにより引き起こされ
特に立ったままでも両膝が閉じることのできないようなO脚変形が強い人に生じます。
膝の痛みは関節軟骨や骨、周囲の靱帯や筋肉に炎症によっておこります。
この炎症は時に関節包つまり関節を取り巻く袋の内面にある滑膜という細胞に及びます。膝の水を関節液といいますがこの関節液がたまるのはこの滑膜の炎症が生じるからです。
ですから何か痛みの原因があってその結果として膝に関節液がたまるのであり、膝に関節液がたまるから痛みがあるのではないということを理解しましょう。
多くの患者さんの質問に「膝の水を抜くと癖になりませんか?」というものがあります。
膝の関節液を抜くことによって関節に害を及ぼすということはまったくありません。
関節液には時に血液が混ざっていたり、軟骨のカケラが混ざっていたり、あるいは膿のように濁っていたりすることがあります。そのため関節液を抜いてその状態や量を確かめることが膝の痛みの診断につながることもあります。変形性膝関節症の治療のために傷ついた関節軟骨を修復するヒアルロン酸という注射薬を関節に入れることがあります。関節液が多くたまっている場合はいったん、たまった関節液を抜いてからこのヒアルロン酸を注射します。このような注射は厳密に滅菌された注射器や針を使用して清潔な消毒のもとに行われることが重要です。重症な糖尿病などの免疫状態の悪い患者さんの場合には化膿性膝関節炎という関節内にばい菌が入ってしまう重大な合併症がごくまれに起こります。痛みが楽になるからといって安易に関節注射は行うべきではありませんが整形外科の専門医のもとで決められた回数を確実に関節内におこなえば初期の変形性膝関節症に対しての治療効果は十分に期待できるものと考えられます。
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2007.01.24

整形外科に訪れる患者さんは肩こりを訴えることがよくあります。
「肩こり」と一口に言ってもこれは病名ではありません。
肩こりは文字どおり肩の周囲の僧帽筋という筋肉が緊張して筋肉が硬くなる症状のことを言い表しています。肩こりは仕事や生活習慣のさまざまな状況の中で生じる筋肉の疲労であって、その原因となる病気はほとんどの場合にありません。しかし大切なことは単に肩がこるだけという場合以外に肩こりを引き起こすもととなる病気、すなわち基礎疾患がその背景に隠れているということも覚えておきましょう。注意するべきことは明らかな痛みを自覚する場合です。特に頭、背中、肩、腕などの痛みを感じるときには医療機関を受診するべきでしょう。肩こり等で一番最初に訪れるのが整形外科となります。整形外科では、主に骨・筋肉・関節・神経・血管などに異常が無いかを診察します。そこで肩こりの基礎疾患が診断されます。まず最初に整形外科等で診察を受け、基礎疾患がないことを確認した上で、なかなか改善の兆しがみられないような場合にはカイロプラクティック・整体・マッサージ・鍼灸などの代替医療などを受けてみることも薦められると思います。
ところで、整形外科以外の病気でも肩こりを生じる病気は多数あります。心因性のストレス、片頭痛、眼精疲労、耳鳴り、めまい、歯のかみ合わせ、更年期障害、高血圧など、すべての診療科目にかかわる病気から肩こりはおこることがあります。適切な診療を受けることにより、このような肩こりは改善していくものです。ですから症状が長引く場合やいつもと違う肩こりの場合には、自己判断をせず、必ず医師の指示を仰ぐようにしましょう。
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2007.03.25

日常の外来で患者さんが症状を訴える時に「しびれる」という表現を使うことは数多くあります。患者さんの「しびれる」という言葉から医師が連想する病気は脳・脊髄および末梢神経疾患による運動や感覚障害です。
ところが実際は
セラミド不足などによる乾燥肌や角質成分の障害による皮膚に由来する場合
振動や立ち仕事また手を握る労働などによる手足の筋肉に由来する場合
動脈閉塞や静脈炎など血管の血流障害がある場合
糖尿病、ビタミン欠乏、膠原病などの内科疾患に由来する場合
などの様々な疾患が背景にあることがあります。
整形外科に関わる疾患の中で多い病気は頚椎症といわれるくびの病気
胸郭出口症候群といわれる鎖骨周囲の病気、肘部管症候群といわれる肘の病気
手根管症候群といわれる手のひらの病気。以上の4つの病気がしびれを引き起こす代表的なものと考えられます。
どこの診療科にかかるべきか迷った時には、首、肘、手首に痛みを伴うかどうかということがポイントになります。しびれる感覚以外に痛みを伴う場合はまず整形外科を受診することが勧められます。また両手のしびれを脳卒中の始まりではないかと心配して受診する患者さんがいらっしゃいますが、脳神経障害による手足のしびれはほとんどの場合に右か左かの片方に症状が発症します。
いずれにせよ、しびれを自覚して医療機関を訪れる時は、これまでの自分の既往歴、たとえば高血圧や糖尿病などの治療状況、また現在服用している薬などの情報をある程度把握して、問診の際にはしっかりと答えられるようにしておくことが大切です。
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2007.05.20

爪には様々な変形があります。爪の両端が皮膚との境にめり込んだ状態を、いわゆる「まき爪」と呼び、特に足の親趾の爪に多く見られます。爪の周りが赤くはれて痛くなる患者さんがいます。多くの場合このような変形がもともとある人の爪の周りに、ばい菌が入ることで症状が現れます。このようなまき爪の変形の原因として、硬くて小さい靴を履いた場合、バスケットや走り幅跳びなどのジャンプ動作の多いスポーツを行う場合、爪の両端を切り込むような深爪を繰り返す場合などが考えられます。
一度このようなまき爪の変形が生じると爪が肥厚したり、めり込んだ部分に炎症を繰り返し、ひどくなると、うみをもったり、肉芽と呼ばれる赤い盛り上がりが爪の回りにできてしまいます。
予防のためには、爪きりの際に注意すべきこととして、爪の先端部を横にまっすぐ切り、爪の両端の角の部分を切り込まないようにすることです。
赤くはれていた場合、治療としては入浴をためらうことなくお湯につけて清潔に洗うことが大切です。それでも肉芽と呼ばれる赤い盛り上がりが、なかなか直らない場合は医療機関として形成外科、皮膚科あるいは整形外科に行けばよいでしょう。
その場合、医師の判断で手術が必要なこともあります。手術は足の趾に局所麻酔を行い、肉芽および皮膚の一部、めり込んでいる爪、爪の根本の部分である爪母といわれる部分をひとかたまりに切除する方法が根本的な治療です。まき爪の変形が軽い場合は爪甲といわれる爪の表面の硬い部分だけを縦に部分的に切除する対処的な処置もあります。最近は爪の先端部に形状記憶合金から作られた細い針金を通して爪の形を治す治療もあります。これは手術のように麻酔も必要なく短時間で行えることが特徴です。何度も繰り返す爪の周りの痛みについては自己判断をせず、一度は医師の診断を受けてみると良いでしょう。
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2007.07.22

レントゲンでは診断がつきにくい、足やすね、胸や腕の痛みがあります。知らないうちに骨が折れているという状態でこれを「疲労骨折」と呼びます。通常は全く問題のない力なのに特定の部位への継続的なストレスが繰り返し加わることで金属が折れてしまうという状況に似ています。スポーツトレーニングの過度の負荷が原因であることが多く、小学生の低学年から50歳代まで幅広く発生します。10歳代でスポーツクラブに入る時期に多く16歳が発生のピークと報告されています。痛みを感じ始めたときに病院でレントゲンをとっても注意深くレントゲンを見ないと骨折は発見されないことがあります。症状がでてから一ヶ月以上経過してレントゲンを再びとると、疲労骨折の部位は仮骨と呼ばれるあたらしい骨で修復され、疲労骨折の場所が太く映って、その時点で初めてレントゲンで明らかに診断がつくようになります。この状態で無理をおして競技を続けていると、いつまでたっても症状が取れません。それどころか最悪の場合に急激な外傷による骨折と同様、骨の連続性がなくなる完全骨折になることもあります。このような事態を防ぐためにも指導者や保護者そして競技者本人はスポーツ活動を休む事の大切さを考えるべきです。たとえばスネの骨の疲労骨折では足の負担を軽くするために運動の時間や頻度を減らし、運動の強度は水泳や自転車など足に荷重のかからない、今までとは違う競技で維持していく方法も考えられます。運動再開時には、いきなりランニングをしたりせずに、通常の2~3倍の時間をかけて、入念にウオーミングアップしてから、練習することが大切です。ランニングの際には、アスファルトのような硬い路面を避けて、芝生など柔らかい土のグラウンドを選んで走り始めて下さい。疲労骨折と医師に告げられて活動を休止したときには、これを機会に自分自身の体力や競技のフォームそしてトレーニング環境を見直すことが最も重要で、これが再発予防につながります。
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2007.09.24

手足の切り傷は日常生活でよくある怪我のひとつです。
刃物により切り傷以外には転倒などによる擦り傷、ペットによる噛み傷釘やピンなどによる刺し傷があります。見た目で傷を判断した場合、出血量が多い場合や傷が大きい場合は殆んどの人が医療機関を訪れます。
ところが傷が小さいから、あるいは出血がほとんどないからといって必ずしも傷が直るとは限りません。傷口がふさがっていても、感染といってばい菌が繁殖していることがあるからです。この感染を生じやすい傷の特徴を考えてみましょう。
まず傷の深さがどの程度か、ということです。擦り傷などでは出血も少なく皮膚の表面の傷ですが家庭用の消毒剤やテープで表面を覆って処置をする場合があります。この場合処置を行う前に必ず水道水などの水で傷の表面にある、たとえばアスファルトの粉などの汚れを洗い落とすことが大切です。異物のあるままに傷の表面を覆ってしまうと、ばい菌が繁殖し感染のもとになってしまいます。目で見える異物が自分では取り除けなければ医療機関で局所麻酔をして取り除くことが大切です。かみ傷や刺し傷は皮膚の表面か、あるいは皮膚の下の脂肪や筋肉などの組織に達しているか、いないかの判断がとても重要です。これらの傷は表面の傷口が小さいため皮膚の下に達する場合は殆んど感染してしまうからです。特にペットの噛み傷が指の場合などは腱や骨に達することもあり手遅れになった場合は指を切断しなければならないという例もあります。傷の深さの判断に迷った場合は必ず6時間以内に医療機関を受診してください。家庭で行う傷の処置は傷が深くなく異物がない場合、十分に洗浄して家庭にある軟膏や赤チンなどを塗らず絆創膏のみで傷を覆うことが基本の処置と考えましょう。
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2007.11.27

関節が痛くなる病気の代表に関節リウマチがあります。30歳以上の人口の1%にあたる人がこの病気にかかっており、決して珍しい病気ではありません。
ところで、「リウマチ」という言葉を聞いたことのある人は多いようですが、関節が痛くなるだけでは関節リウマチではありません。リウマチを診断するためには、6週間以上の期間で、左右対称に3箇所以上の関節の腫れを認めることなどの診断の基準がいくつかあります。
現在のリウマチ治療で最も大切なことは、如何に早期にリウマチと診断して薬物療法を開始するかということであり、そのための検査方法も進歩しています。診断基準があるというものの、リウマチを早期に診断することは必ずしも簡単ではない場合があります。
まず第1に男性の場合ですが、女性より発病の頻度が3分の1と少なくリウマチを見落とすことがあります。第2に、リウマチの病気のタイプの中には、単関節型といわれる腫れや痛みのある関節が1つだけの場合、回帰型といわれるタイプで関節炎がよくなったり悪くなったりする場合、このようなタイプのリウマチは早期の診断が非常に困難なことがあります。
最後に、従来のリウマトイド因子という血液検査ではリウマチの診断は完全ではありません。関節リウマチの患者さんでも約70%の方が陽性と判定されますが、100%の方が陽性と判定されるわけではありません。たとえリウマチの方でも30%の人は反応が陰性となり、その逆にリウマチでない人も1%から5%の方は陽性となります。従来の血液検査だけではリウマチの判定は不十分であることを理解してください。
現在では、診断法も治療法も目覚しく進歩しています。早期の診断により早期の治療を開始すること、そして関節の痛みをとって変形の進行を如何に押さえ込むかが最も重要です。かかりつけの医師が専門でなければリウマチを専門とする医師を紹介してもらうようにしましょう。
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2008.01.28

よく肩こりと間違われる病気に「五十肩」があります。五十肩とは文字通り50歳台の年齢層に多く見られる肩関節の痛みのことです。五十肩は医学用語では「肩関節の拘縮」といい、肩の運動範囲が制限された状態です。戸棚に手が届かない、お風呂場で背中や髪の毛が洗いにくい、引き戸の開け閉めが難しい、エプロンの紐が止めにくいなど、日常生活の様々な制限が生じます。
もともと人間の関節のなかで肩関節はもっとも大きく動く範囲をもった関節です。その構造は
二の腕の上腕骨頭部という腕の付け根の部分を肩甲骨の小さな受け皿のような部分で支えていますが、大部分が関節を取り巻く袋状の靱帯成分で補強されています。
五十肩によって肩の運動が制限される理由はこのような靱帯のコラーゲンといわれる成分が慢性の炎症を起こして正常な状態ではなくなること、すなわち、変性することによると考えられています。治療としては痛みに対しては鎮痛剤やヒアルロン酸の関節注射による対処療法が効果的です。そして痛みが軽くなった時点で運動療法を定期的に行うべきでしょう。
運動療法のコツは勢いをつけて肩を振り回したりして反動をつけるような運動はできるだけ避け、ゆっくり時間をかけて温めた後に静かに一定の位置で腕を持ち上げたまま30秒間ほどおなじ場所で保っておくようなストレッチ運動が大切です。反動をつけるような運動は五十肩の関節にはかえって痛みを起こしてしまうことがあります。
五十肩という俗称は広く知れ渡っているだけに自分で肩周囲の痛みや肩の運動制限を「どうせ五十肩だから」などと自己判断せず早期の治療を適切に行うためにも整形外科を受診して適切な指導をしてもらうようにしましょう。
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